本当は、あなたも「おひとりさま」!?

皆さんこんにちは。今回の記事では、「おひとりさま」と呼ばれる人たちについて取り上げたいと思います。

おひとりさまと言われて普段思い浮かべるのは、未婚の方だと思います。特にその方に兄弟姉妹がおられなければ、典型的なおひとりさまと言えるでしょう。この方たちが、ご自身のご逝去後の事務を任せる死後事務委任契約をはじめとする終活の作業が必要なのはもちろんなのですが、今回おひとりさまとして取り上げたいのは別の境遇の方々です。

それはどういう方々だと言いますと、「お子さんのいない夫婦」です。お子さんのおられない夫婦は、現在はお互い配偶者がいますので現時点ではおひとりさまではないのですが、お子さんがおられないため、どちらかに先立たれると、将来的にはおひとりさまになるわけです。

当たり前のことを言っている、とお感じになる方もおられると思いますが、意外とこの視点は当事者である夫婦の中で抜けがちな視点です。今は夫婦ともに元気だから何かあっても大丈夫、そう考える方々が大半です。ただし物騒な話ですが、夫婦が同時に事故等でお亡くなりにならない限り、ご逝去の時期は夫婦で異なるのが通常です。不幸にも配偶者と死別された場合は、その時から残された側はおひとりさまとなるわけです。そうなってから一人でいることの不安が増し、終活などの対策を始められる方は多いです。

ですが、この終活を、まだおひとりさまになっていない段階で考えられてはいかがでしょうか?というのも、一人で準備する終活と、配偶者がおられる状態でお互いの終活をともに考えるのでは、やはり安心感としては二人で準備するほうが望ましいと思われます。専門家以外に終活に関して話ができるお身内がおられるというのはとても良いことです。ぜひ、ご夫婦そろっての終活対策をご検討いただければと思います。

この記事は、不安をあおることが目的ではありません。お子さんのいないご夫婦が抜けがちな視点を提供したいと思い執筆しました。皆さんのご参考になれば幸いです。かめのこ行政書士事務所では、死後事務委任契約をはじめとする終活に関する相談を承っております。ご興味を持たれた方はぜひ一度ご相談にいらしてください。初回相談は無料です。ご自宅・病院・施設などへの出張相談も受け付けております。

それでは今回も最後までお読みいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。

この記事を書いた人

野尻 嘉昭

千葉県松戸市を拠点に、15年以上もの間、生前整理・遺品整理の不用品回収業を営んできました。多くの方々の人生の大切な節目に関わらせていただき、その経験を通して「お身内を亡くされた方々や、おひとり様、社会的に弱い立場の方々をトータルでサポートしたい」という想いを強く持つようになりました。

そんな私がさらに手を差し伸べるために選んだのが、行政書士という国家資格です。遺言書の原案作成や相続関係業務を専門としており、相続手続きなど難しい時期のサポートをお任せください。

「遺言さえ準備していれば、紛争は避けられたかもしれない」という後悔を抱える方々の背中を、私のこれまでの経験を活かしてしっかりと支えたいと思っています。

終活・相続・遺言手続きに関すること、何でもご相談ください。かめのこ行政書士事務所が皆様のサポートをいたします。どうぞお気軽にご連絡をお待ちしております。